福水ヤシキダ遺跡出土古密教仏具(ふくみずやしきだいせきしゅつどこみっきょうぶつぐ)

福水ヤシキダ遺跡出土古密教仏具

種別:市指定文化財 考古資料
員数:6点
年代:平安時代初期
所有者:個人
指定:平成22年2月26日

銅三鈷鐃(どうさんこにょう)1口、銅錫杖頭(どうしゃくじょうとう)2頭、銅鋺(どうわん)3口は、福水町の山裾の田地で、平安時代前期末~中期初頭の「閼伽(あか)の井」と考えられる井戸状遺構の近辺から一括してほぼ完全な形で出土した。出土状態から宗教儀礼を行うときに使われたものとみられ、本遺跡が古代における修験者の行場であった可能性が指摘されている。
また、本遺跡は、宝達山と石動山のほぼ中間にあり、丘陵を隔てた朝日山・寺家山には丹治山福水寺遺跡(平成17年の地すべりにより崩壊)との関係など、古代の能登はもとより北陸の山林宗教・山林修行を解明するうえで極めて重要な資料であり遺跡である。
なお、銅三鈷鐃は初期密教(雑密)の法具として使用されたものと考えられ、現在では東大寺の修二会(しゅにえ)(お水取り)に使用されているほかは、一般には知られていない仏具で遺例も極めて少なく、非常に貴重なものである。